AIによって「働く」はどのように変わっていくのか?
NHKが放送する「人間ってナンだ?超AI入門」は、新聞やニュースでも一般的な話題となった”AI”とその最前線をテーマに、人間とは何か?を考える知的教養エンターテイメント番組です。
この企画はシリーズ2まで続いている人気番組です。
その最終回に、人型AIアシスタント”バーチャルヒューマンエージェント”を開発するクーガーから、CEO 石井が技術ゲストとして出演する機会をいただきました。
テーマは「働く」
オックスフォード大学のオズボーン教授の論文「今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高い」という内容がメディアで頻繁に引用されるように、「人間はAIによって仕事が奪われる」というパワーフレーズは日常的に目にするようになりました。技術発展と人間の仕事の未来は私たちにとって非常に身近なテーマです。
私たちの開発する、バーチャルヒューマンエージェントは人型という点から人間の代替を想起しやすいビジュアルかもしれません。しかし、実際にはAIの技術的に優れている点と人間の優れている点は大きく異なります。私たちの記憶力が100GBを超えるデータ容量のスマートフォンよりも劣っていることは自明ですし、火事が起きても囲碁を打ち続ける囲碁AIと違って、状況に応じて逃避判断ができる人間の方がAIよりも優れていることは自明です。
このように、技術の進化は「人間ってなんだ?」と考えるキッカケを私たちに与えてくれます。
人間の進化と表情や身振りの獲得
比較形態学が専門の遠藤秀紀氏は、番組の中で「なぜ人間だけが生き物の中でこれほどまで進化できたのか」を説明し、バーチャルヒューマンエージェントにおいて「表情と身振りを持つ」点にこだわる理由に通じるお話でした。
人を繋ぐAIとしての役割
ルーデンスはIoTによるM2M(Machine to Machine)と、それに伴うオートメーションの世界の中で、人間とテクノロジーを繋げるエージェントの存在が重要と考えています。2時間の映画を3秒でダウンロードできると5Gが言われるように、私たちの処理能力を超えたデータ量とスピードで生活インフラは形成されていきます。
私たちの処理能力を超えたテクノロジー世界を通訳してくれる、またその通訳を信頼できることが大切です。
▼NHK放送詳細情報
放送 3月28日 木曜 午後10:00〜10:49
再放送 4月1日 月曜 午前0:45〜
予告動画をぜひ予告動画をこちらからぜひご覧ください!
おまけ)出演者の皆さんとRachelとで記念撮影!司会のチュートリアルの徳井さんがお茶目でした